管工事一筋に80年
興盛工業所は2020年に創立80周年を迎えました。
社名の由来
創立者・小林照清によって従業員ただ一人の管工事会社が立ち上げられたのが昭和15年7月13日のこと。日華事変のさなかにあった当時、管工事は平和産業とみなされ、資材の配給はおろか従業員の確保すらままならない状況でしたが、まずは会社の名前を決めようと照清は家族に相談しました。
すると「興亜、興国の『興』は、多くの国民から愛される縁起のいい字なのでこれを用いてはどうか」という意見があり、そこから「事業を興す、事業を盛んにする」という思いを込めて『興盛』としました。
社章の制定
県外進出が本格化した昭和34年ごろ、創立20周年を記念する行事がいろいろと計画されるなかで、社章を制定してはどうかという話が持ち上がりました。はじめは社員から案を募りましたがあまり良い作品がなく、当時社長が親しくしていた宮城県建築課の三浦明氏に依頼しました(三浦氏は、各地の市章町章コンペに十数回入選したシンボルデザインの第一人者でした)。
こうして、三浦氏から提出された2作品からかつての社章が選ばれました。
旧社章の意味
興盛工業所の頭文字「コ」を背中合わせに組み立てることで管工事の「工」を作り、これを“円満に”の思いを込めて円で囲み、さらに発展と躍動を意味する突起部分に株式会社の「K」を記入しました。
新たなロゴマークと決意
創立から80年目の2020年、新たなロゴマークが制定されました。
新しい社章のデザインにも採用されたシンボルマークは、ふたつの曲線が美しい配管を象徴し、同時に社名の頭文字である「こ」をシンボリックに表現しています。建物を彷彿とさせるしっかりとした骨組みを持つ「ロゴタイプ」は、実直な仕事を行う興盛工業所そのものを表現しています。
私たち興盛工業所では、昭和15年(1940)の創立当初より「実意丁寧」「人の和」「技能の研鑽」をモットーに地域の管工事を手掛けてまいりました。管工事、すなわち建物内の水と空気の流れをつなぐこの工事は、水道管がそうであるように、人々の目にとまることはあまりありません。しかし、水道管がそうであるように、人々の毎日を守るうえで絶対に欠くことができません。
ライフは「生命」、ラインは「つなぐ」、そしてライフラインは「命綱」。私たちはこの使命感と責任感をもってこれからも最高の管工事を提供し、地域社会の健やかな発展に貢献してまいります。
イメージムービー
興盛工業所では、みなさまにより近く、より分かりやすく当社をイメージしていただけるよう、ムービーを作成いたしました。ぜひ一度ご覧ください。